【趣 旨】
2019年6月に施行された日本語教育推進法を含め,現在,日本語教育界は大きな転換期を迎えており,大学においても,社会の変化に対応した日本語教育人材の育成が求められています。
大学の日本語教員養成課程はこれまで,社会の変化への対応に悩みつつも,日本語教育を支える多くの人材を育成し,社会に送り出してきました。しかし,日々の業務や新型コロナウィルス感染拡大防止への対応に追われ,日本語教員養成のあり方についてじっくり考える機会がもてないのが現状ではないでしょうか。
そこで,今回のシンポジウムでは,大学の日本語教員養成課程や大学院の日本語教育研究者育成のあり方について改めて振り返るとともに,課題を共有し,共に考える場を設けることに致しました。今後も,社会の変化に対応した日本語教育人材を輩出し,持続可能な養成課程にしていくための課題について,大学や大学院における担当者からの問題提起をもとに,参加者のみなさんと一緒に協議したいと思います。
【日 時】2021年3月20日(土),13時00分 ~ 15時30分
【会 場】オンライン開催
【参加費】会員・非会員 無料
【申込み】こくちーずプロ
https://www.kokuchpro.com/event/daiyokyo20/
【プログラム】
13:00~13:05 開会の挨拶
13:05~13:10 シンポジウムの趣旨説明
13:10~13:30 日本語教師の資格化の議論の概要と大学における日本語教員養成の
観点からの問題点の整理 山本忠行(創価大学)
13:30~14:10 大学・大学院における日本語教員養成・日本語教育研究者育成の現状と課題
1.“50の必須項目”に対応する地方国立大学弱小副専攻課程の課題
松岡洋子(岩手大学)
2.大学院における日本語教員養成課程の位置づけと課題 ―カリキュラム改編の中で-
茶谷恭代(桜美林大学)・齋藤伸子(桜美林大学)
<休憩 10分>
14:20~15:20 協議
お問い合わせ先
大養協事務局:daiyojimu@gmail.com
大養協HP:https://daiyokyo.com