「大学日本語教員養成における教育実習の新たな課題
―学習場面の多様化・求められる教師像の変化・コロナ禍に揺れる社会の中で-」
【趣 旨】
平成28年に法務省出入国在留管理庁が策定した「日本語教育機関の告示基準」、平成30年国語分科会まとめ「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」に示されたように、日本語教員養成においては、知識偏重と言われる状況から教育実習も重視したバランスの取れた人材育成への移行が進んでいます。これは、日本語学習者の増加に伴い、学習者の日本在留目的や背景が多様化している状況をふまえ、それらに対応できる日本語教師を育成することの重要性が反映された動きだと考えられます。また、教師には教育現場でも主体的に動ける力や協働できる力、常に向上し続けるための自己点検能力等が求められてきていると解釈することもできるでしょう。
しかし、特に2020年度はコロナ禍のため平常時とは異なる実習形態を強いられ、実習生にとって必要な経験とは何かについて考えた方も多かったのではないかと思われます。
日本語教師職の国家資格化においても重要な位置を占める教育実習について、改めて日本語教員養成に求められる教育実習とは何かを皆様と議論することができればと思います。
日時:6月5日(土)14時~16時半
お申し込み:https://daiyokyo202106.peatix.com/view
開催方法:オンライン開催(Zoom使用)
参加費:会員 無料 / 非会員 1000円
司会:福田倫子(文教大学)
14:00〜14:05 開会の挨拶 鎌田美千子(大養協代表理事 東京大学)
14:05〜14:35 講演1「日本語教師の資格化と教育実習の位置づけ」
増田麻美子(文化庁国語課)
14:35〜14:55 講演2「大学日本語教員養成課程での日本語教育実習の現状と課題(1)
-海外の大学、留学生別科を事例として-」
福田倫子(文教大学)
14:55〜15:15 講演3「大学日本語教員養成課程での日本語教育実習の現状と課題(2)
-日本語学校、地域日本語教室を事例として-」
中川祐治(大正大学)
15:15〜15:35 講演4「大学日本語教員養成課程の教育実習受け入れの現状と課題」
山本弘子(カイ日本語スクール)
15:35〜15:45 休憩
15:45〜16:25 協議「今後の日本語教員養成の在り方と教育実習の展開」
16:25〜16:30 閉会の挨拶 阿部 新(大養協副代表理事 東京外国語大学)
お問い合わせ先
大養協事務局:daiyojimu@gmail.com
大養協HP:https://daiyokyo.com