これからの日本語教師教育
―コロナ禍から見えてきた課題と可能性―
2022年11月13日(日)に、「これからの日本語教師教育―コロナ禍から見えてきた課題と可能性―」というテーマで、秋季大会シンポジウム(オンライン)を開催いたしました。今回は会員限定とし、61名のご参加がありました。
まず第Ⅰ部として、文化庁国語課長補佐の堀敏治氏より「日本語教育の質の維持向上の仕組みに関する有識者会議」の検討状況報告および令和5年度日本語教育事業(予算要求状況)についてご説明いただき、さらに、事前に会員から募集した質問にお答えいただきました。
続いて第Ⅱ部として大養協理事より、コロナ禍を経て主にオンラインツールの活用が活発になった日本語教師教育環境に関連して、フィリピンのゼロ初級者向けPBL型日本語教育実習(西村美保氏)、アメリカの大学との交流授業(瀬尾匡輝氏)、日本語学校のハイブリッド授業(山本弘子氏)という三つの事例の紹介がありました。さらに尹智鉉氏を指定討論者として、学びの個別最適化を支えられる日本語教育の人材育成を目指したこれからの日本語教師教育について協議を行いました。
閉会後にも残った参加者により「延長戦」として30分ほど白熱した議論が続けられ、これから国家資格化される日本語教育人材の養成について深く考える貴重な機会となりました。
ご登壇くださった皆様、ご参加くださった会員の皆さまに心よりお礼申し上げます
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文化庁
資料1 有識者会議検討状況 こちらをクリック
資料2 有識者会議における検討の方向性(たたき台案) こちらをクリック
資料3 令和5年度文化庁日本語教育関連概算要求の概要 こちらをクリック
西村美保氏 PBL型日本語教育実習における学び―フィリピンのゼロ初級者を対象として こちらをクリック
瀬尾匡輝氏 アメリカの大学との授業交流を通して日本語教育を学ぶ こちらをクリック
山本弘子氏 ICT時代の日本語教師の実践力考―日本語学校のハイブリッド授業実践現場から こちらをクリック
尹智鉉氏 学びの個別最適化を支えられる日本語教育の人材育成をめざして こちらをクリック
主催: 大養協