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大養協2026年度春季大会シンポジウムのご報告


【当日の内容】

2026年6月28日(日)、大養協2026年度春季大会シンポジウム「海外日本語教育実習の意義を考える―日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)の取り組みをもとに」をオンラインで開催し、約70名が参加しました。

シンポジウムでは、まず国際交流基金の高橋裕一氏より、「日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)」の制度概要や事業の目的、申請のポイントなどについて説明がありました。続いて、金城学院大学の内山潤氏・山元一晃氏からは、同プログラムを活用した海外実習の取り組みと学生の学びについて報告があり、実習前後の指導や帰国後の振り返りを含めた教育実践が紹介されました。さらに、藤女子大学の副田恵理子氏からは、台湾での実習事例をもとに、海外実習を通した学生の成長や学びの深化、運営上の工夫などについて具体的な実践報告が行われました。

全体協議では多くの質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがえました。海外実習を経験した学生と国内日本語学校で実習を経験した学生との違いや、日本語教師として就職した後に見られる成長についての質問、海外実習における単位認定や登録実践研修機関制度との関係に関する質問、教員引率の必要性や教員の負担軽減策に関する質問などが相次ぎました。また、参加学生の選考方法、参加要件、学部生と大学院生の共同実施の可能性など、実践的な運営に関する質問も多く見られました。さらに、海外実習先での受入体制の変化や現地指導者との連携に課題を感じている参加者から実践上の悩みが共有され、それに対して登壇者や参加者が経験を踏まえて意見交換を行う場面もありました。

シンポジウム終了後に実施したアンケートでは、非常に高い評価を得ることができました。参加者からは、「実際に参加した大学や学生の声を知ることができて参考になった」「海外実習の具体的な運営方法や学生の学びについて理解が深まった」「日本語パートナーズ派遣プログラムへの応募や運営のイメージを持つことができた」「国際交流基金のホームページだけでは分からない実践的な情報を得ることができた」といった声が寄せられました。また、「自大学での実施を再検討したい」「今年度初めて申請したので大変参考になった」「他大学の取り組みを知ることができて有益だった」といった感想も多く見られ、制度への関心をさらに高める機会となったことがうかがえました。質疑応答についても、「十分な時間が確保されており理解が深まった」「疑問点を解消することができた」と高く評価されました。

海外日本語教育実習は、学生の教育実践力や異文化理解力、国際的なコミュニケーション能力の向上に大きく寄与する一方で、運営体制や予算確保、受入機関との連携など、多くの大学が共通して抱える課題も少なくありません。今回のシンポジウムでは、そのような課題を共有しながら実践知を交換し、今後の可能性を展望する有意義な機会となりました。大養協では今後も、日本語教師養成に関わる情報共有と実践交流の場を提供していきたいと考えています。

当日の先生方のご発表の配布資料を、参加者、大養協会員限定で公開いたします。以下の資料をダウンロードいただき、メールでお知らせするパスワードをご入力の上、ご覧ください。

話題提供 その1 高橋裕一 氏(国際交流基金)
 「日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)の制度概要」ご講演資料
話題提供 その2 内山潤 氏・山元一晃 氏(金城学院大学)
 「日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)を活用した海外実習の取り組みと学生の学び」ご講演資料
話題提供 その3 副田恵理子 氏(藤女子大学)
「海外実習を通した学生の学びの深化:日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)の事例から」ご講演資料


【当日の写真】


情報

投稿日: 2026年7月6日 投稿者: カテゴリー: 大会情報

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